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専門学校のエンターテイメント性

販売は、3期に分けて展開された。
第1期の発売は、平成9年8月1日。 その日、Nら社員一同も現地に向け、車を走らせた。
だが、この日にかぎって、国見ケ丘に向かう道は渋滞がひどく、車はいっこうに進まない。 業をにやしたNが渋滞の原因を探ろうと車から降りると、驚いたことに、渋滞の原因はまさしく「スカーラヒルズ仙台」だったのである。
それほど多くの購入希望者が現地に向かおうとしていたのだ。 Nはいまでも、この瞬間の、跳び上がりたくなるような喜びをはっきり覚えているという。

「このマンションは売れるという自信はありました。 でも、まさか、交通渋滞を引き起こすほど、たくさんのお客さまがいらしてくださるとは……」第1期の売り出しはわずか25戸。
ところが、最初の一日だけで、670組もの人が押し寄せた。 実際に現場を見たお客からは、異口同音に、「このグレードでなぜ、こんなに安いんですか?」という言葉がもれた。
当時のパンフレットを見ると、広々としたリビングーダイエングから、リゾートホテルを思わせる広いテラスが張り出し、ここから、仙台市街が一望できる。 テラスはオープソエアのもう一つのリビングルームのようにも使え、開放的な空間をいっそう満喫できるつくりになっている。
仙台市民のあこがれの的になっていた億ションがここによみがえったのだ。 少し前までの、廃墟と化した現場を知る地元の人々にとっては、変幻自在のイリュージョンを見る思いだったかもしれない。
マンションはみごとに再生された。 しかも予想していた以上に豪華で近代的な内装、設備を整え、おまけに価格はバブル期の半分以下に引き下げられている。
これで、人気に火がつかないほうがおかしい。 総戸数74戸の売り出しに対して、来場者はなんと3000人にも達した。
「当たるだろうと予測はしていましたが、それでも、来場者は1000人程度ではないかと考えていました」うれしい誤算である。 仙台支店のスタッフだけでは対応しきれず、すぐに東京からスタッフが呼び寄せられた。

東京からの助っ人部隊は、新幹線のなかで仙台についての知識を刀あわてて詰め込んだくらいだった。 結局、仙台ではむずかしいかもしれないといわれた大型物件であったにもかかわらず、74戸はほぼ1ヵ月で完売した。
購入者の内訳は、会社役員がもっとも多く、次いで勤務医、法人などだった。 自己資金の平均が1074万円という数字は、このマンションがいかに、高レベルの顧客層をつかんだかを物語っている。
買い換え需要はゼロ。 現金購入者もあれば、10〜15%の頭金をすぐに入金してくれるケースも多かった。

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